受付を済ませて瑞牆山を一望できる位置を陣取り、ちゃちゃっと設営。
周りには日曜日の午前中ということもあって、撤収を始めているキャンパーが4~5組いるだけ。左に帰る気配のない小さなお子様を連れたお母さんとお子さん2人だけ(テント張ってないので車中泊?お父さんはいないの?)に加えて、後から同じく子連れのキャンパーが右隣に増え、ソロの僕が挟まれる感じ・・・。
ホットココアと絶景
やっと落ち着いたのでお決まりのコーヒー、の代わりにマイブレンドなカイエンペッパー入りココアにマシュマロを浮かべるという、おっさんには似つかわしくないけど身体の温まる飲み物(Fujeyさんにレシピを教わった)をすすります。
目の前には、いつのまにか雲が切れて全景を表した瑞牆山が見えていました。
それにしても格好良い岩山です。いつかは登ってみたいな(登ったことないのかよw)
瑞牆の森
昼食はインスタントラーメンで簡単に済ませ、お昼寝タイム(この2日間で4~5時間しか寝てない)。が、お子様たちの絶え間ない奇声に耐えきれず、カメラ機材一式を背負って瑞牆の森へ。
幹線歩道を外れて勘だけを頼りに道なき森林を歩き回ると、所々に「ツキノワグマ出没注意!」の張り紙が(゚д゚)!そう、冬眠直前なので冗談ではなくマジで危険なのです。家を出掛けに熊よけの鈴を探したけど、どこに仕舞い込んだのやら。
結局嫁が貸してくれた小さな鈴だけが、歩くたびに心細くシャリンシャリンと鳴っていました。
森を歩いていると、突如現れる大岩に数人の男女がよじ登っている場面に出くわします。ボルダリングしている人たちです。なるほど、背負っていたマットってこうやって使うのね。(写真撮ってないけど)
3時間ほど森の中を撮影しながら歩き回ってサイトに戻ると、瑞牆山が夕日に照らされ昼間とはまた違った表情を見せています。気づくと後から来られたファミリーはデイだったようで、広々とした芝生サイトに僕と、お父さんの見当たらない左隣のファミリーの2組だけになっていました。そして日が暮れると同時に気温も下がり4℃台に。
寒さ対策
このキャンプ場は11月中旬を過ぎると零下になることもあるので、寒さ対策をしっかりしていないと危険です。
今回もテントはMSRエリスサー2ですが、本体が半分メッシュなのでさすがに5℃を下回ると厳しいかも。かと言ってスノピのアメニティードームMは1人じゃデカイし(笑)
寒さ対策の基本は焚き火で暖を取るのですが、ここは、ボルタリングや登山目的のベースキャンプ地として利用される人が多く、夜中まで焚き火を囲ってみんなでワイワイというよりも、早めに就寝されるソロテントが多い印象です。(そんな他人のことなどお構いなしで身勝手なキャンパーも多いんですけどね(ー_ー))
そのためか、他のキャンプ場のように管理棟に薪が大量に積まれているわけではく、売店内の暖炉脇に何束か並べられているだけでした。なので、焚き火を楽しみにここへ来られる方は、事前に用意して来ることをおすすめします。あ、書き忘れていましたが直火は禁止です。
僕は、家から持ってきた薪と岩手炭を絶やさないよう静かに暖を取りました。そうそう、こちらでご紹介したニチネンのミスターヒートも使ってみました。これ買って大正解!なかったらこの後の行動に支障があったかも。いや、確実にあったね。
テント内のマットはDUNLOPのインフレータブル。シュラフはナンガのオーロラ600DXロング山渓限定モデルに、プラス保険で同じくナンガのウォームアップライナーSZと、オーロラテックス・テントシューズショート。(ここは雪山か?)
で、以前にも紹介した気がしますが、沸かしたお湯をモンベルのクリアボトルに入れタオルを巻き付けた即席湯たんぽを、就寝1時間位前にダウンシュラフの足元に入れておきます。こうしておくと寝る時にはポッカポカです。(どんだけ寒がりなん^^)
余談ですが、僕が撮影した上の写真が、何故か無断でこちらのサイトのトップ画像として使われちゃってます🤬
夕食のおでんを食べ終えると、真っ暗闇の中、ヘッデン点けた人がノシノシとこちらに歩いてきます。残るお隣ファミリーのお父さんだったようで、どうやら瑞牆山登山からの下山が遅くなった様子でした。その後すぐにこのファミリーも帰られ、結局この広い北側エリアは僕1人に。まあ、1人が好きなんでいいんですが、あまりに予想外の展開にちょっと心細い気も(^^;
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