KINOKO誕生秘話

発売前のチラ見せからお問い合わせの多かった KINOKO 。marupeinet 始まって以来の大物（梱包サイズのことね笑）ということもあり、今までと配送業者が変わるなど勝手が違ってくるので、はたして毎日の出荷作業がこなせるのか？という心配がありました。流石に発売からこのひと月ほどはバタバタでしたが、ようやく出荷ルーチンにも慣れ時間ができたので、今回は「どうして KINOKO を作ろうと思ったのか」というお話をしてみようと思います。

ワンポールテントの何処がいいの？

ご存知の方も多いと思いますが、テンマクデザインのサーカスTCというワンポールテント。これ、発売以来ものすごい人気なんです。それまで「ワンポールテントの何処がいいの？」って、どちらかといえばネガティブだった自分も、あまりの人気っぷりにちょっと使ってみたくなっちゃいまして。で、欠品続きで入手困難だったサーカスTCを昨年ようやくゲット！欲しいと思ってから1年以上かかってしまいました（^_^；

初張りで土砂降りの洗礼

早速、翌週に友人夫婦とふもとっぱらへ出かけたんですが、せっかくの初張りキャンプで土砂降りの洗礼を受け、長い時間サーカスTCの中で過ごすことに。タープでは防ぎきれないくらいの雨風の中、3人が幕内でくつろげることの安心感。この時初めて、ワンポールテントの良さを知るのでした。

あったらいいなが誕生！

そして、サーカスTCの下に3人集まって語らう中で、こんな話に…

「この真ん中のポール邪魔だよね」

「テントの柱だからしかたないよ・・・」

「ポールの下にテーブル置いたらどお？」

「そういう人沢山いるね」

「でも、カンガルースタイルでテント入れると真ん中に大きなテーブルは邪魔だしなぁ」

「じゃあ、ポールに小さいテーブルを付けちゃったら？」

「おお！それいいかも！！」

ざっくりこんな感じの流れで「あったらいいな」が生まれたのでした。

形にするのは難しい

それからというもの、数ヶ月間たくさんのアイデアや試作モデルを作っては検証しての繰り返し。頭の中で描いた形や設計を実際に使える物にするのって本当に難しい作業なんです。そんな時、良し悪しの判断ができずに困っている私にアドバイスや評価をくれた家族や妹夫婦、友人達に心から感謝します。彼らのおかげで、自分自身が本当に便利で欲しいと思える物「KINOKO」が完成しました。

好きなことを楽しむ

この KINOKO の開発では、個人事業でありながらプラスチック成形金型に投資するという無茶をやらかしましたが、利益度外視でも欲しいものを作る！好きなことをヤル！そう決めた自分道を、これからも楽しみながら歩んでいこうと思います。（とはいえ、金型費用を回収できるのは何年先になることやら・・・　笑）

そうそう、このキャンプから帰った後すぐに、同行した友人夫婦がサーカスTCを購入したというのは言うまでもありませんwww

ではまた|彡ｻｯ