皆さんは3年以上前に撮った写真を見て、いつ、どこで、どの場所から撮影したか正確に思い出せるでしょうか?
特にマクロ撮影など、周りの風景が見えないクローズアップ写真では思い出せない場所もあるんじゃないでしょうか。
私自身記憶力が良い方ではないので、最近は撮影した場所を記録するようにしています。
ではどのようにして記録しているのか。今回はそんなお話です。
このブログに載せている写真は自分にとっての記憶のかけらでもあるので、いつ、どこで、どの場所から撮った写真なのかをできるだけ記録しておきたいと思っています。
時には昔撮影した場所の記憶を辿って同じ場所で撮影したいなんてこともあります。特に山の中だと風景が同じに見えるので場所の記憶があやふやになることが多いのです。
そんな時に役立つのが正確な時間と場所を記録することのできるGPSを使い写真とセットで保存する方法。
私がメインの現像ソフトとして使っているAdobe Photoshop Lightroomには、撮影した場所を記録できるマップモジュールが備わっています。
写真を読み込んだ後に地図上に写真をドロップすることで撮影地を記録したり、GPS機能付きのカメラで撮影した写真なら一緒に位置情報も読み込んで保存してくれます。また、GPSロガーを持っていれば後から位置と時間情報だけを取り出し写真と同期させることもできます。
私ははこのGPSとLightroomの組み合わせで撮影場所の記録をしています。
昨年まで、GPSの記録にはWalkmator GPS
というiPhoneアプリをGPSロガー代わりに使っていましたが、iCloudへのデータ保存に年会費を払わなければならなくなってから使わなくなりました。
代わりに小型のGPSロガーを買おうかと考えていたところ、最近購入したCanon EOS 6DにはGPS機能が標準搭載されているのでそちらを試験的に使っています。
バッテリーの減りは早くなりますが、EOS 7D、6D共に(5D MarkIIも)同じ規格のバッテリーが使えるのでほとんどの場合心配はありません。カメラ本体を変えても同じバッテリーが使えるというのは、充電器も共通で使えるので本当に助かります。
今すぐに利用する価値が見つからなくても、将来何かの役に立つかもしれませんし、地図上で俯瞰で見る写真も、その時の情景が蘇ってきて楽しいですよ。
ここでちょっとした注意点を2つ。
- GPSは複数の人工衛星からの電波をキャッチして記録するので、建物の中や、GPS電波の入りにくい場所では記録されないこともあります。この場合は、歯抜けになった位置情報を手動で補完してやる必要があります。
- 写真にGPS情報を付けて保存していると、ネット上に公開した際、気づかないうちに撮影地がまる見えになってしまうことがあります。私はLightroomからの書き出し時に、場所情報を書き出さない設定にしています。場所を特定されたくない場合は気をつけましょう。