電波望遠鏡

新緑の高原から巨大電波望遠鏡へ

前回の続き

翌朝6時、鳥の囀りで目が覚め、テントのファスナーを開けるとこの日も快晴。夜は最低気温5℃くらいを予想していたけど、持参したデジタル温度計では9.9℃と過ごしやすい夜でした。

最低気温

朝食のパンを焼くための炭起こしをまる平に命じ、私はミニフライパンでウインナー、ベーコン、目玉焼きを作ります。バターをたっぷり塗ったパンにこれを乗せ、炭火で焦げ目を付けながらじっくり焼きあげるとメチャ美味いのです。

朝ごはん

朝食を終えると早々と撤収。帰宅日は渋滞を避け、午前中のうちにとっとと帰るのが我が家のパターン。予め地図上にマークしておいた星見ポイントを帰りしなにチェックする予定だったのですが、焚き火後の残り炭を捨てる作業に手間取ってしまいロケハンはまた次回とすることに。

撤収中

駒出池キャンプ場は芝生を守るため、直火は禁止になっています(20年前は直火OKでした)。スノーピークの焚き火台を使っているのでその点は問題ないのですが、毎度残り炭の処理には苦労します。指定された炭の廃棄場所は、オートサイトから遠く離れたバーベキューハウスのドラム缶の中。水をかけて重くなった炭をステンレス製の重い焚き火台に乗せたままえっちらおっちら運ぶので一苦労です。炭は持ち帰りというキャンプ場が増えているようなので、今後は残り炭を持ち帰れるくらいの缶(おかきの缶とか)を用意したほうがいいかもしれません。

snow peak 焚火台 M

さて、帰路につき足早に高速に乗るつもりだったのですが、野辺山交差点の手前でふと、「まる平に45mパラボラを見せたい」と思い立ち。久々に野辺山宇宙電波観測所へ立ち寄りました。 地元では「野辺山電波天文台」、正式には「自然科学研究機構国立天文台野辺山宇宙電波観測所/太陽電波観測所」と長ったらしい名前なのだそうですが、ここには八ヶ岳の麓、広大な敷地に大小様々なパラボラアンテナが設置されており、隣接する駐車場と施設内を無料開放しています。中でも45m電波望遠鏡は、真近で見ると想像を超える大きさなのです。望遠鏡と言っても一般的なレンズを通して光を見る天体望遠鏡とは違い、「ミリ波」という電波を使って天体を観測しています。この「ミリ波」を使って観測できる電波望遠鏡では世界最大級だそうな。天文に興味が無い人でも実際にこの巨大パラボラを目の前にしたら驚くこと請け合いです。

さて、6回にわたってお届けしたキャンプ旅行記でしたが、今回でおしまいです。コンパクト化したキャンプ道具で事足りたのか?は、結局答えが出ませんでした。とりあえず追加のLEDランタンは買っておこうかな。そろそろ東京も梅雨入り、時間が許せばまたすぐにでも行きたいのですが、なかなかそうもいきません・・・

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