キャンプ道具をコンパクト化するため、ガソリン式のランタンをLEDタイプの小型ランプにかえました。もちろんコンパクト化というのが第一の目的なのですが、それ以外にも幾つか理由があります。
キャンプ目線でLEDランプのメリットを上げてみると
- 消費電力が低いくバッテリーが長持ち
- 発光部はマントル式に比べ交換の必要がなく長寿命
- ガスやガソリン式に比べ電池の扱いは楽で安全
- ガスやガソリン式のように噴射音がなく静か
- 構造が単純なので小型化できる
- 熱を発しないのでテーブルに置いても安全
- プラスチック製 で重量が軽い
- 赤外線をほとんど出さないのでテントの中でも空気を汚さず、室温も上昇しない
- 紫外線をほとんど出さないので虫が寄り付きにくい
- 火を使わないので点灯消灯が簡単
- スイッチオンで瞬時に最大照度で発光する
- エネループ等の充電式電池を使えば繰り返し使え経済的
- 寒さに強く氷点下でも発光効率が低下しない(ただし電池寿命は縮まる)
とまあ、書き出せばまだまだありそうですが、この中でも意外と知られていないのは、9番の「紫外線をほとんど出さない」ではないでしょうか?キャンプ好きな方なら、嫌という程経験されていると思いますが、夏場のランタンに群がる虫の多さといったら半端ではありません。あの虫たち、実は紫外線に集まってきているんです。なので紫外線を出さないLEDは虫除けとしても効果的。キャンプなどの屋外では、これが1番のメリットではないかと思います。ただし、焚き火に寄ってくる虫や、二酸化炭素に寄ってくる蚊やブユには効果が無いので、虫除けスプレーや蚊取り線香など別な対策が必要です。
と、LEDは良い事尽くめのようですが、もちろんデメリットもあります。
- 電池式ランプとしては値段が高い。
- 光に自然な揺らぎがないので雰囲気作りには向かない
- 光の指向性が強く拡散しにくいので、光源の明るさに対し周りは暗く感じる。
- 高照度なLEDでもガスやガソリンランタンに比べればまだまだ暗い。
- 電子部品が多く使われているため、故障すると修理しにくい
- 高温に弱く長時間高温にさらされると寿命が縮む可能性がある
等々・・・
一番気になるのは、明るさが足りないのでは?ということ。前回のキャンプでは、初めてLED照明だけで夜を過ごしましたが、焚き火明かりとLEDヘッドランプだけでも特に困ることはなく、整備されたキャンプ場なら問題ないでしょう。さらに月明かりも加われば十分です。現代人は明かりに頼りすぎているのかな?
ここで、私が使っているLEDヘッドランプをご紹介。
自分用(Black)と息子用(White)のBlack Diamond(ブラックダイアモンド)SPOT(2013年モデル)です。小型ながら最大照度は90ルーメンと明るく、遠距離 / 近距離モード切替、ディミング機能(無断階明るさ調整)、ナイトビジョンモード(赤色灯)、ストロボモード、ロック機能、電池残量表示、IPX4 相当の防水性能と、てんこ盛りの多機能ヘッドランプなのです。
※2014年モデルは130ルーメンにアップグレードしています。
使い方は簡単。上部のボタンを押すと遠距離LEDが点灯、もう一度押すと消灯、もう一度押すと近距離LEDが点灯。ボタンを押す度にこれを繰り返します。消灯状態でボタンを3秒間押すとナイトビジョンモード。消灯状態でボタンを6秒間押し続けると誤動作を防ぐロックモードになります。
手の中に収まってしまうほどコンパクトなので、災害時の備えとしてもオススメです。
テント用にもう一台ランタンタイプを追加しようと思ったけど、多少の不自由は我慢。しばらく今のLEDランプだけで頑張ってみようかな。