ワンポールテントのポールにテーブルを取り付けられるKINOKOシリーズに、光るテーブルが加わります。光ると言ってもテーブル単体で発光するわけではないので、開発秘話も交えながら詳しくご紹介します。
はじめに
2年前に「サーカスTCの邪魔なセンターポールを活用したい」という思いからテーブル取り付けパーツのKINOKO🍄をデザインしました。「KINOKO(キノコ)発表」の記事はこちら
今までこのKINOKO規格に合うテーブルをいくつか作ってきましたが、ポールの上部に透明テーブルを取り付けてルーメナー2 を置いてテント内の照明に使う。というのがめちゃめちゃ便利で、サーカスTCを張る時はいつもこのスタイルがデフォです。
でも、上の方に取り付けるので物置きテーブルとしては不便だし、安全性を考えると重い物も乗せたくない。だからテーブルのサイズは小さい方がいい。(実はテントが強風に煽られて乗せていたルーメナー2が落下したことがあります🤫)


改良と流行
そこで、照明用に特化した小さくて透明なKINOKOテーブルを試作してみることに。直径は、ルーメナー2 がKINOKOに隠れずギリギリ乗る30センチに設定。どうせ作るなら改良を加えてと、持ち手用の穴と、ポールに横から差し込めるスリットを追加してみました。
結果、スリットは取り付けが楽にはなるけどシンプルさが失われるし、何よりカッコ悪いのでボツ。アクリルは落とすと割れたり欠けたりしてしまうので、持ち手穴はあった方が安心。それに流行りのアレとアレが差し込めたのでそのまま採用!
アレとアレとは?
アウトドアギア好きな方ならすぐにわかっちゃいますよね😅
そう、ミニLEDライトのGOAL ZERO「LIGHTHOUSE micro または Flash」と、LEDLENSER 「ML4」です。
問題発覚!!
試作品を持ってフィールドテストしてみると早速問題発覚。
以前から感じていたことだけど、透明アクリル板に光を当てると、指紋とか付着した油分とか傷が浮き上がるように光って汚らしく見えてちゃうんですよね。特にGOAL ZEROを差し込むと引くくらい指紋ベタベタのテーブルに😨 まるで天使の輪のようにエッジが光って綺麗だし、明るさも申し分ないのだけど、せっかくの見た目が…(映えは大切です)
試行錯誤からの完成
そこからこの問題の解決策をああだこうだと考えてようやく製品レベルが完成。
工夫したのは、透明だけど両面にすりガラスのようなマット調の加工が施されたアクリル材を使ったこと。アクリルメーカー数社からサンプルを取り寄せて、いちばん透過性の良い材料を選びました。


指紋は付きづらくなったけど、透明アクリルに比べて光の透過性は若干落ちます。でも、全面が優しく光って、遠目で見ても目立つこと間違いなしです。
コレの名は
製品名は、当初の見た目から「天使の輪」
英語で「Angel ring」かと思いきや「HALO」なんですって。ネイティブでは「ヘイロー」と発音するらしいですが、日本人なので「ハロ」でいいや😄 てことでKINOKO TABLE 『HALO』に決定!
三脚テーブルにも
このHALO、付けられるのはポールだけじゃありません。KINOKO規格ですから、もちろんCOBAN PLATEとKINOCONECTの組み合わせで三脚テーブルにもなっちゃいます。家の中で小物置きとかにしたらオシャレかも🥰
つまり同じHALOが、ワンポールテントにも三脚テーブルにも両方兼用できちゃうってこと。
サーカスTCの上段にHALO、下段にKINOKO TABLE D42SNの2段構えが今の自分のお気に入り。
ショップをフォローしてお待ちください
発売日は近日公開予定なので、オンラインストアをチェックしてみてください。コロナの影響でアクリル材料がなかなか入手できないということもあり、小ロット生産のため例によってすぐに完売してしまう可能性もあるので、気になる方はぜひBASEのスマホアプリからショップをフォローしてお待ちください。ショップのフォローの仕方はこちら
※2021年11月末以降、ショッピングアプリ「BASE」の名称が、「Pay IDアプリ」に、またアイコンも変更されるようなのでご注意ください。
ではまた|彡サッ
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