みなさん、テントやタープのポールって何を基準に選んでます?私はなんとなく便利そうとか、カッコいい!とかで選んできましたが、今年から使い始めたFIELDOORのアルミテントポールがえらく気に入ってしまいました。このポールのどこが気に入ったのかも含め、遠回りしてようやく辿り着いたポール遍歴を、スキャンした昔のキャンプ画像(フィルム写真)とともにご紹介します。
目次
アルミポールの夢
もう記憶も曖昧ですが、両親と一緒にキャンプを始めた40年以上前のこと。「タープ」なんてオシャレな呼び名すら無くて、いわゆるブルーシートの四隅に、小枝か!?って思うほど細いスチール製のポールを立てて使っていたあの時代からすると、今のように太くて軽いアルミポールなんて夢のようです。

別売りの衝撃
初めてポールを買ったのは1994年のこと。まだ社名が「株式会社ヤマコウ」と言う名の時代。その美しいスタイルに惚れ込んで「ヘビータープ・リーフウイング TP-200」というヘキサタープ(当時はヘキサ型をリーフ型なんて呼んでいました)を購入。そう、「スノーピーク」という社名に変わる前の幕です。しかし、喜び勇んで開封すると、なんとポールが入っていません(ポール収納袋は入っているのに!)ポールが別売りなんて当時は衝撃でした。余談ですが、このTP-200の後継型タープが現在のスノーピークHDタープになります。

突っ張り固定タイプはダメよ~
仕方なく別途購入したポールは、突っ張り棒みたいにポールをねじって伸縮固定するタイプのアルミ製ポール。単に便利そうと思って買ったんですが、いくら強く締め付けても固定があまくテンションかけると縮んでしまい使いにくいったら(怒)。しまいに強風に煽られ縮んだ瞬間、固定部分の樹脂が摩擦で溶けて使い物にならなくなってしまいました。。。(あれは確かこの廻り目平キャンプ場の時↓)それ以来、継ぐタイプのポールを使っています。

鉄はむちゃ重いw
次に購入したのは、スノーピークの3本継ぎスチール製ポール。アルミに比べて曲がりにくいだろうと選んだんですが、とにかく重い・・・。それでもTP-200と一緒にずいぶん長いこと使いました。今は物置でTP-200と共に眠っています。

通りすがりのアメド
10年以上使い続けたEureka!のテントが加水分解とともに引退を迎えたころ、ちょうどスノーピークからアメニティドームが発売されアップライトポールとセットで購入。この頃からしだいにソロが多くなり、さらに設営にも時間がかかりすぎるアメドは出番がないままこちらも物置へ。残ったアップライトポールは、タープの跳ね上げ用ポールとしてしばらく使いましたがやっぱり物置へ(苦笑)



やっぱ赤でしょ!
ソロがメインになり、道具のダウンサイジングを考えはじめて最初に手を付けたのは、MSRのElixir2という2人用のテント(カッコから入るタイプなので)。そのElixirに合わせて赤いポールが欲しい!!となり、後に購入したムササビウイング用(こちらもポールは別売り)にMSRのアジャスタブルポールの5ftと8ftを購入しました。でも、ムササビウイングを小川張りにするとかなりテンションがかかるので、テント側に細い5ftを使うとへし折れそうで心配になるんです。


ライペンもイイよね
その後、DDタープや、四尾連湖で使ったNaturehikeの小型タープ用にとアライテントのコンパクトポール150cmと200cmを購入。ザックに入ってしまうので野営するときは便利。でも、こちらも組み立てがややこしくてあんま使ってないorz ※四尾連湖の記事と動画リンクはこちら


本命登場
今年の1月、サーカスTCの軽量化目的に、FIELDOORのアルミテントポールを使ってセンターポールを自作(過去記事はこちら)。このFIELDOORのポールがえらく気に入ってしまったので、サーカスTCとムササビウイング連結用に280cmのタイプをもう1本買い足しました。


お気に入りポイント
どこが気に入ったのかと言うと、まずφ32mmでKINOKOがそのまま取り付けられるってところ(ここ重要w)。他に、肉厚1.5mmだけどアルミ製で軽くて丈夫、ゴム足が大きくて安心、ロープ引っ掛け部分にローレット加工がされていて外れにくい、大好きなレッドカラーがある!てなところ。
その中でも自分にとって最大のメリットは、ポール間を繋ぐテンションコードが無く分離できること。それと、5cm間隔で8段階に高さ調節できる(ポールの本数によって120cm~280cm調節可能)ので、継ぐ本数を変えて基本の長さ変えたり、天候によって伸縮させてタープの高さを微調整できたり、ロケーションや使用する幕によって必要な本数だけ持って行くなんてこともできちゃうんです。
コレに決まり!
アルミ製という事もあって強度は大丈夫なのか?という心配はあったんですが、ここ数回の雨キャンプでも十分な強度があることが実証できました。強風のときはちょっと心配だけど、これ以上太いポールは扱いづらいので、自分のシステムではこのFIELDOORのアルミテントポールがベストかな。
と、長々と書いてしまいましたが、こう振り返ってみると随分と遠回りしたなぁと思います。まあ、この先にも新しいポールとの出会いがあるのかもしれませんが、とりあえずしばらくこのポールを使います。
そうそう、先日、このポールの専用ケースをハンドメイドしたので次回ご紹介しますね。
→公開しました「ポールキャリングケースを作ってみた」
ではまた|彡サッ
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