前回に続き、「メスティン」と「デルタストーブ」を使って美味しいご飯を焚く方法の第2回目は、様々な熱源でクッカーを温めることができる『デルタストーブ』をご紹介します。
デルタストーブ
デルタストーブは、メスティンの中にコンパクトに収納して持ち運ぶことのできる五徳兼風防。「ストーブ」というと暖房器具のイメージが強いかと思いますが、「燃料を燃焼させることによって熱を発生させる装置のこと」を総称して「ストーブ」と呼んでいます。ソロキャンパーの多くが愛用しているエスビットのポケットストーブより薄くなり、メスティンの中に入れてもスペースを取らないストーブが欲しくて、marupei net が独自設計した製品です。(販売サイトはこちら)
固形燃料やアルコールバーナーを使って、メスティンや小型のクッカーを温めることができ、専用ケースに入れたままメスティンの中底にピッタリと収納できるので、固形燃料やアルコールバーナー、ライターやマルチツールを一緒に入れてコンパクトに持ち運ぶことができます。また、ロウソクやティンダーボールの炎を熱源に使えたり、オープンパネルを使えば緊急時用のネイチャーストーブとしても使えるので、災害時の備えとしても役立つアイテムです。
発売当初は3枚とも横穴のない同じパネルを使っていましたが、アルコールストーブの火力調節蓋が使えないのが不便で、横穴が大きく開いた「オープンパネル」を追加しました。
オープンパネルが付属しないのが「DS-01」、付属するのが「DS-02」となっています。
デルタストーブについてのより詳しい情報は、この記事の一番下に関連記事を貼っておきますのでご覧ください。
デルタストーブの組み立て方
【注意】力を入れ過ぎると変形しますので十分ご注意ください。
- 2枚のサイドパネルの端を穴に差し込み、フックに引っ掛けます。
・ギザギザのある向きが揃っていることを確認してください。
- ギザギザ側を下にしてテーブルの上など平らな場所に置き、3枚目のサイドパネルまたはオープンパネルをそれぞれの穴に差し込み、フックに引っ掛けます。
・全てのパネルのギザギザが下向きになった状態で組み立てるのがコツです。
- ベースパネルをサイドパネルに1カ所ずつ順番に差し込んでいきます。最後の差し込みは、サイドパネルを外側に押し広げながら差し込みます。
・力を入れて広げすぎないよう注意してください。
・オープンパネルを使う場合は、必ずオープンパネルの穴から差し込んでください。
- ギザギザ側が上になるようひっくり返し、ベースパネルを下側に押し下げて3カ所全てをロックして完成です。
・何度も使用していると、熱変形してロックがかかりにくくなっている場合があります。ロックされていない状態でそのまま使用すると、分解する恐れがあり非常に危険です。ロック部分が変形している場合は、手で元の位置に曲げ直し、しっかりとロックされている状態を確認してからご使用ください。 - 分解は上の手順を逆に行います。
・オープンパネルを使用している場合は、必ずオープンパネルの穴から外してください。
・基本的な組み立て方は、オープンパネルを使用した場合も、使用しない場合も同じです。
▶オープンパネルを使った組み立て動画をInstagramで公開しているので参考にしてみてください。
安全にお使い頂くために
デルタストーブは火器を扱う製品です。安全にお使いいただくために、必ずこちらもお読みください。
さて次回は、メスティンとデルタストーブを使ってご飯を炊く方法をご紹介します。
連載記事
- 第1回: 初めてのメスティンとメンテナンス
- 第2回: メスティンにぴったりデルタストーブ
- 第3回: メスティンとデルタストーブで簡単炊飯
関連記事
関連動画
コメントを残す